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コラム

太賀麻郎のチンクロニシティー第54話
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2020-03-30 12:00:00
『YOUTUBE』
 
こないだユーチューブのチャンネルを始めるにあたって撮影してきました
情報系の番組なので第一回目に当時活躍していたライターの藤木TDCさんをお招きして撮影しました。
このチャンネルでは80年代の当にAV黄金時代を後世に伝えようと言う趣旨の元行いましたので歴史の証言として現場の人間よりも記録していくライターなどの事情通の証言はとても貴重であり実際現場の人間だった俺よりもその知識量はハンパなく、ウラ事情においてはかなり豊富すぎる情報が成されました。
ちょっと第一回にしてはマニアックすぎるんでは? というスタッフの意見から多少軽めの撮影を初めはやりましょうという事で近々また撮るのですがとりあえず今回思ったのはその事に興味があるヒトたちにとってはお宝映像になるような気もしました。
今や当たり前にあるAVのそもそもの歴史なんてほとんど記録されておらず、外国などのソレと比べると日本はいい加減というかかなり流していたんだなあと、俺自身あれだけ活躍したのになんで今は? と古いオールドファンのヒトによく聴かれます。
そういった時代の背景を元にイカにアノ時代がいい加減で面白かったのかを俺としては今の人々に伝えたいと思っています。

　今の業界人からしてもお花畑な意見が出てくるくらい今の業界は平和というかマトモに見えてしまうこの違いを面白さと捉えて発表してイキたいと思っています。
そしてコンプライアンスの問題や男尊女卑というか女性蔑視と今なら叩かれるような事も当時は当たり前のように行われていたが、実際には今で言うような虐待や差別意識などはなくそれはそれで平和な時代だったんじゃないかと思います。
そして逆に今よりもしっかりした人間関係の芯があったと。
今の時代の方がむしろ信頼関係などが希薄で冷たい印象を受けるのですがどうでしょう?
そうすべてがアノ時代はおおらかだったんではないでしょうか?
そのおおらかさが富を生み社会が活性化していた原動力になっていたと思います。

　TVでは今では驚くでしょうが当たり前におっぱいが出てましたしタブーとされるような事が平気で放送されていました。
だから俺なんかも普通にTVに出演してましたし、エロビデオという側面よりも新しいメディアとしての側面が色濃くありました。
当時の文化人もこぞって俺と仲良くしようと寄ってきました。
エグザイルの前身のズーってバンドのリーダーのタコさんなんかに気軽に頼まれ、六本木のディスコでパーティの司会をリカコなんかと一緒にやらされたりとか日常がにぎやかでした。
最近また一部の男優なんかもネットという昔はなかったものの普及でチラチラ見かけますが当時の地上波にじゃかじゃか出てた俺はかなりのヒトの目に触れていたようでした、だからお客さんが俺目当てで購入するなんて現象もあり、俺のギャラは15万円という破格な値段にまで勝手に跳ね上がりました。
男優の地位向上に果たした俺の貢献はものすごいものだったと言われています。
そんな時代を知ってるヒトたちも次々に死んでいってしまう現状なので早くそうしたヒトたちの証言を映像に残していかねばとチャンネルのスタートを企画されたのです。
AVは今や日本のカルチャーでもあり残していかねばならない使命感というものに突き動かされ発信していくことが少ない有志の人たちによって始まります。
表では言えないことが多すぎると今回ちょっと思いましたがそれでも俺自体の事に関しては出来るだけ裏表なくハナシて行こうと思っていますので配信が始まったら是非よろシコお願いします。
 
　もう時効な事ばかりだし4月で俺の長かった執行猶予も終わるので思いっきり行こうと張り切っていますw
相変わらず手コキ研究会にも名誉顧問として参加してイキますのでそちらでも質問やらなんでもお待ちしていまーす(^^)
太賀麻郎
AV男優、AV監督
1980年代、絡んだ女優たちはエクスタシーを感じて、「もう一度会いたい」、「セックスしたい」と訴えたほど。
過去5000人の女性に“抱かれてきた”伝説の男優。うち3000人以上はプライベートでのセックスとなる。
著書に『無重力セックス』『東京ルノアール』イーストプレス『AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白』 文庫ぎんが堂
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