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2016-08-17 13:00
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コラム
『泣く子とキチガイには勝てない』
俺がニガテとしてきたモノの中で、ってか誰でもニガテだろうけどハナシの通じないキチガイは本当に厄介である。
感情が勝りすぎる起来のあるヒトは相手のハナシを聴けないので非常に難儀する、俺が若い頃ヤクザとか変わってきたときには逆に自分がソレを装って接する事で沢山の事なきを得た事があった。
ああみえてヤクザほど理性的に動くヒトたちはいないと俺は思っている。
行動一つ一つが計算の上に成り立っているのでメンツを重んじる、実際に事実がどーだとかはどーでもイイのである。
証拠だとかも必要ない、そうだと決めたらそれでイイという論理は普通は感情的に映るがそーではなくそこにはちゃんとしたルールが存在する。
俺がまだ男優をやっていた時に後輩の男優のケツが俺に回ってきた事があった。
初めソイツは俺にちょっと知り合いに会わなきゃなんで一緒に着てくれと渋谷署のスグ近くの喫茶店につきあわされた。
行くとヤクザが二人俺たちを待っていた。
一人は中年で一人は俺より少し上くらいの若造だった。
ハナシはその男優を恐喝している内容で俺は「ふざけんなよ」とあきらかな悪態をついて横を向いて座りたばこを吸っていた。
脅している最中俺がちょこちょこ「バカじゃねえの」とか「いい加減にしろやまったく」とかほざいていたのでやがて若い方のヤクザがブチ切れて「てめえ!オヤジのハナシをちゃんと聴けー!!」と立ち上がったと思ったら登山ナイフみたいなモノを俺の方に突きつけた。
俺は「さあ来ました」とばかりにカラダを向き直りナイフに自分の顔を突き出し「なんだよ?刺せるもんなら刺してみろやコラ!」と突っ張った。
喫茶店内に緊張が走った、何秒くらい続いただろう、俺はナイフ越しにその若いヤクザを睨みつけた。
そのうちオヤジと呼ばれていた中年ヤクザが事態の悪化を恐れかなりキレ気味に若いヤクザを制し
「あー!わかったわかった!!……ほらお前もそんなモンしまえ!」
と仲介し始め恐喝していたネタの写真のネガを喫茶店のテーブルの上で若い方が構えていた登山ナイフでズタズタに引き裂いた。
「ほらコレで脅すネタはなくなった!お前イイ度胸してるなあ……けれどちょっとお願いがあんだけどよお」
と切り出し興奮している若い方の肩を抱き「コイツ今売出し中でよ、ちょっとコイツの手伝いしてやってくんないか?」
バーターにしようって事だ。
俺に断ることは出来ずとりあえず了解した。
人身売買の手助けをしなくてはならなくなり俺をハメたカタチになったその男優とは縁を切った。
ヤクザはメンツを重んじる、恥かかされたら別な事で穴埋めをするのだ。
だから上のヤクザならばハナシは通じるのだが下っ端や暴走族にはソレが通じない。
ガキだからだし理性よりも感情が上だからだ。
損得勘定できない人種はもっとも厄介なのだ。
その点ではキチガイも一緒だ。
感情が勝りすぎる起来のあるヒトは相手のハナシを聴けないので非常に難儀する、俺が若い頃ヤクザとか変わってきたときには逆に自分がソレを装って接する事で沢山の事なきを得た事があった。
ああみえてヤクザほど理性的に動くヒトたちはいないと俺は思っている。
行動一つ一つが計算の上に成り立っているのでメンツを重んじる、実際に事実がどーだとかはどーでもイイのである。
証拠だとかも必要ない、そうだと決めたらそれでイイという論理は普通は感情的に映るがそーではなくそこにはちゃんとしたルールが存在する。
俺がまだ男優をやっていた時に後輩の男優のケツが俺に回ってきた事があった。
初めソイツは俺にちょっと知り合いに会わなきゃなんで一緒に着てくれと渋谷署のスグ近くの喫茶店につきあわされた。
行くとヤクザが二人俺たちを待っていた。
一人は中年で一人は俺より少し上くらいの若造だった。
ハナシはその男優を恐喝している内容で俺は「ふざけんなよ」とあきらかな悪態をついて横を向いて座りたばこを吸っていた。
脅している最中俺がちょこちょこ「バカじゃねえの」とか「いい加減にしろやまったく」とかほざいていたのでやがて若い方のヤクザがブチ切れて「てめえ!オヤジのハナシをちゃんと聴けー!!」と立ち上がったと思ったら登山ナイフみたいなモノを俺の方に突きつけた。
俺は「さあ来ました」とばかりにカラダを向き直りナイフに自分の顔を突き出し「なんだよ?刺せるもんなら刺してみろやコラ!」と突っ張った。
喫茶店内に緊張が走った、何秒くらい続いただろう、俺はナイフ越しにその若いヤクザを睨みつけた。
そのうちオヤジと呼ばれていた中年ヤクザが事態の悪化を恐れかなりキレ気味に若いヤクザを制し
「あー!わかったわかった!!……ほらお前もそんなモンしまえ!」
と仲介し始め恐喝していたネタの写真のネガを喫茶店のテーブルの上で若い方が構えていた登山ナイフでズタズタに引き裂いた。
「ほらコレで脅すネタはなくなった!お前イイ度胸してるなあ……けれどちょっとお願いがあんだけどよお」
と切り出し興奮している若い方の肩を抱き「コイツ今売出し中でよ、ちょっとコイツの手伝いしてやってくんないか?」
バーターにしようって事だ。
俺に断ることは出来ずとりあえず了解した。
人身売買の手助けをしなくてはならなくなり俺をハメたカタチになったその男優とは縁を切った。
ヤクザはメンツを重んじる、恥かかされたら別な事で穴埋めをするのだ。
だから上のヤクザならばハナシは通じるのだが下っ端や暴走族にはソレが通じない。
ガキだからだし理性よりも感情が上だからだ。
損得勘定できない人種はもっとも厄介なのだ。
その点ではキチガイも一緒だ。
理性的にハナシをしようにもヒトのハナシがそもそも理解出来てるとは思えない強い思い込みがあり他者を寄せ付けないどーしようもなさがある。
俺は至って理性的に物事を捉えるので理不尽な事が嫌いだし平和主義なので出来れば争い事はしたくない。
身にかかる火の粉は振り払って生きてきたがキチガイの火の粉は振り払いきれないのだw
若い頃暴走族250人(後で警察が発表)に攫われた時も初めの5人位の時は俺も突っ張ったけれどその後スグにトラックの荷台にわんさとヒトを積んだのが到着したのを観て俺は
「これは逆らったら殺されるな」と判断してスグに謝った。
まあ角材やら鉄パイプでボコボコにはされたが命には別状はなかった。
次の日当時週間プレイボーイで初ヌードになったピンクレディのミイちゃんで抜いたw
心配して下北エンペラーの連中とか着てくれたが地元のヤクザみたいなヒトに呼び出されて警察に被害届出してこい、向こうの親から金取るからと言われて汚い大人の世界がイヤになった。
なんでも話し合いで済むなんておめでたい思考は持ち合わせちゃいないが出来れば平和的に解決したいもんですな^^;
太賀麻郎
AV男優、AV監督
1980年代、絡んだ女優たちはエクスタシーを感じて、「もう一度会いたい」、「セックスしたい」と訴えたほど。
過去5000人の女性に“抱かれてきた”伝説の男優。うち3000人以上はプライベートでのセックスとなる。
著書に『無重力セックス』『東京ルノアール』イーストプレス『AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白』 文庫ぎんが堂
AV男優、AV監督
1980年代、絡んだ女優たちはエクスタシーを感じて、「もう一度会いたい」、「セックスしたい」と訴えたほど。
過去5000人の女性に“抱かれてきた”伝説の男優。うち3000人以上はプライベートでのセックスとなる。
著書に『無重力セックス』『東京ルノアール』イーストプレス『AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白』 文庫ぎんが堂
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