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私たちは「買われた」展に行ってきた!
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2016-08-23 16:00:00
8/11から8/21まで神楽坂セッションハウスギャラリーで開催されていた
『私たちは「買われた」展』に行ってきました。
この展示はTsubomi(Colaboとつながる少女によるグループ)と一般社団法人Colaboが主催した企画展です。
「買われた」と言われると従来“買っている”側の男性としてはドキッとしますよね。
そんな心配を持ちながら神楽坂へ向かいました。

ほとんど満員の会場内は様々な年齢の方でこの企画展が大いに関心を持たれている事がうかがえました。
展示は20名ほどの少女の体験が文章でパネル展示され
その横にフィクションの心象風景を表したような写真が飾られています。
親からの虐待、家庭の貧困、いじめ、幼少期のレイプ、彼氏からのDV、家出、などが理由となり
未成年で買売春を行ってしまったというのが殆どの内容。
中には親からのレイプ(義父、実父含め)をうけていた等おぞましい告白もあり
会場内にいた方々はくいいるように展示物を見ていました。
 
未成年(18歳未満の男女)を売買春することは淫行条例によって禁じられており
13歳未満であれば同意の有無関係なく強姦罪と条例違反双方が成立します。
そもそも犯罪なわけですからそのような行為の被害例を読むと同じ男性なのかと首をかしげたくなります。
12歳の女の子を輪姦したり排泄物を食べさせたり身体にマジックで淫らな言葉を書いたりなど
どこの鬼畜物マンガだと思うような内容で、そもそも買春を通り越しているのでは……と思う事もしばしば。
少女売春という問題は今に始まった事ではありません。
江戸から明治、大正にかけては飢饉などで飢え死にするより身売りを選択して各地の色街に売られ、
戦後は食糧難から身体を提供し、バブル期には援助交際。
そのツールは伝言ダイヤルからダイヤルQ2、携帯メール、LINE、アプリと進化しているだけでやっている事は変わりません。
ただ、時代が進むにつれ人間関係が希薄になっている気がします。
 
展示会を見て思ったのは“買う”男性(ここでいう買うという行為は通常の風俗で遊ぶ行為とは大きく逸脱しています)は当然悪いです。(そもそも犯罪)
しかし、そこに至ってしまった経緯として児童福祉などセーフティーネットが機能していない事が原因だと思います。
例えば昔であれば家で酔っ払いの親父が暴れても隣の人が助けてくれたり、親がいなくて飯喰えなかったら食べさせてくれたり、学校の先生も子供に真剣に向き合ってくれていました。
いつの頃からかマンションの隣人の顔もしらず、子供に声かければ誘拐の疑惑をかけられ、熱血先生は教育委員会と親に叩かれ真摯に人に向き合えば攻撃される。
だったら見て見ぬふりをしていた方が賢いと思われる世の中になってしまいました。
SOSを発信する子供に気がつかず逆に弱い者を狙うハゲタカのような大人には
獲物が監督者の目から離れウロウロしているのですから狩りやすいのでしょう。
 
このような企画展だととかく悪者にされるのは“買う”側の男性です。確かに判りやすい図式ですが
一般的に理解されやすい社会悪に目を向ける事で本質的な問題から遠ざけているような気がします。
そもそもの問題はSOSを出しているのに救い切れなかった学校、警察、児童相談所にあるのではないでしょうか。
AV出演強要問題でもそうですが解りやすく攻撃しやすい悪だけを叩き、本質には触れません。
“臭いものには蓋をしろ”的な考えが日本人は得意です。
上辺だけで人を救ったようなポーズをとらず本質に踏み込んで救済してもらいたいと思う企画展でした。
 
風俗に触れている方こそ、この問題は真剣に考えてほしいですね。
でも一発抜き終わった後に「何でこんな仕事してるんだ」なんて説教するのは一番嫌われますよ!
 
≪ギャルコレ編集部 ブランキー酒井≫
 
 
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