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【吉原写実―第一章―】に行ってきた。
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2014-09-29 18:00:00

 『吉原写実』なるイベントに参加してきました。
この吉原写実は現役着物着付け師&着物スタイリスト&結髪・ヘアメイクアーティストでもある橘京氏が
2006年から活動を始めており、江戸末期から昭和初期の吉原を実存する写真、絵葉書などから紹介するイベント。
第一章から四章と分かれているが、先日行われた第一章でも4時間弱と言うボリューム。

50名ほど入る会場は参加者でほぼ満席です。
プロジェクターを使い画像を映しながら橘氏が解説を加えるスタイルで進行していきます。


古い画像などはネットなどでも検索する事はできますが
橘氏が所蔵する写真は海外から入手した物も多数あり殆ど初見のもの。
単に画像を羅列するだけでなく画像に対する説明もあり大変判りやすく紹介されていました。
第一章は橘氏曰く「よしわらの“よ”」と言うことで吉原の成り立ちや外郭からの説明となります。
浮世絵などで目にする事の多い仲之町通りの桜並木。
桜の季節だけ植えるなんて今では考えられない贅を尽くしたものであり
今で言えば六本木やディズニーランドに近いのでしょう。

左側の時計台が角海老楼です。という事はちょうど切れ目あたりが大黒屋なんでしょうね。
仲ノ町通りの居酒屋双六の向い側、パーキングとマンションが立っている場所(旧吉原交番跡)
に角海老楼
が建っていました。
(現在の角海老グループとは別経営だが、角海老グループの鈴木正雄氏は
1950年頃から吉原で輪タクの経営を始め、車夫時代から出入りしていた角海老の名を継いでいる)

吉原でも数少ない大見世でシンボルとなる大きな時計台は舶来製の機械で、四面文字板壁は唐草のようなレリーフ。
文字板下の手摺には「角海老」銘の看板が4面に取り付いてあり、 
その四隅八箇所には灯火を取り付けており、その鐘の音色は高くかつ麗しかったとの事です。
明治17年に建築され長く新吉原のシンボルとされていた角海老楼の時計台ですが
明治44年4月9日の吉原大火で消失してしまいます。
この大火を描いたのが映画『吉原炎上』ですね。

また毎年陰暦八、九月に行われた。俄(にわか)とか吉原俄と言われた、
遊郭での従業員、幇間等の素人が演じた茶番狂言の見世物の様子や
若死にした玉菊花魁を追善供養する玉菊灯篭の様子など吉原の風俗を写真を交え説明していく内容でした。

今回は第一章と言う事で娼妓の生活などには触れず、次回第二章以降に紹介するという事なので楽しみです。
ありんす言葉での寸劇や秘蔵画像もまだまだあるという事です。
個人的には張見世が廃止され写真見世となった時代に遊廓が
独自に作った写真集があるそうなのでそれを見るのも大変楽しみです。

写真見世は1902年から始まった制度なのですが、やはり当時も綺麗に写り過ぎ実際に対面してビックリ!
なんて事もあったそうです。100年前には今と同じ事をやっていたんですね。
吉原で遊ぶにせよ働くにせよ吉原の歴史を少し調べるだけでもとっても楽しくなります。
仲之町通りを歩くだけでこの道を花魁道中で歩いていたんだな~と思うと感慨深いものがありますよね。


次回は10/26に開催されるという事ですので
ご興味のある方は是非参加してみては如何でしょうか。

《ギャルコレ編集部 ブランキー酒井》
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