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【泡姫コラム 第二話】 -抜いた液体の数だけ増えるのに…。ー
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2014-09-12 17:00:00

 こんにちは。月緒です。
二回目の今回も女の子達の小話を一つほど…。

私が身を置くこの業界は、それなりの人数をこなせばそれなりに懐は温かくなります。
それもたった一日…たった数時間で。全ての女の子達に当てはまるわけではありませんが、それなりの稼ぎが手に入る、なんとも甘ったるい、けれどもリスクもそれなりにある、甘くも苦いこのお仕事。
だから貯金は必須です。
なんの保証一つない世界ですから。

 

 でも、甘ったるい部分だけに目が行ってしまう女の子もやっぱりいまして、
私が知る女の子…仮にBちゃんとしますね。
彼女はちょっとぽっちゃりしていたけど、大きな胸と真っ白い肌、異国の血が半分入っているとの事で目鼻立ちがそれはもうクッキリしている、とっても整った顔をしていたバイリンガル。
彼女は突出した人気嬢ではありませんでしたが、気さくな性格でお客様に愛された子でした。

 

 

 そんな彼女は、お仕事が終わるとほぼ毎日の様に夜の繁華街へと消え、行き着く先はギラギラした欲望とお金が舞い散るホストクラブ。
そこでBちゃんはお気に入りのホストを指名して、何か祝い事があればシャンパンを入れて、何も祝い事が無くてもシャンパンを入れて、お金を使うだけ使う、まさに『宵越しの金は持たない』を体現した子でした。
Bちゃんがどんな遊びをしようと、散財しようと構いません。私には関係ありませんから。
Bちゃんがそれで楽しくて幸せなら、何も言わないのが優しさです。
だって、Bちゃん曰く
「ホストに嵌ってないし、そんなに行ってないし」なんですから…。

 

 

 

毎夜、闇夜を照らすホストクラブのぎらついたネオンに紛れて溶ける、Bちゃん自身の身体と精神、そしてお金。
「携帯が止まりそう」と言って焦り、
「家賃が払えるか心配だ」と言って月末になると集中して出勤し、
「服が買えない」、「美容院へ行けない」と嘆き、
出てくる日常会話の9割がホストの話で埋め尽くされても、Bちゃんが嵌っていないと言うなら嵌っていないんです。
たとえホストクラブの専門用語だらけの会話が、ホストへ行かない人間には全く通じないのを知らなくても…。
なぜなら彼女はバイリンガルだからです。
私達には分らない言語を知っているんですもの。
なにより、彼女はそれで幸せなのだから見守ってあげるのが仲間というものです。

最後に彼女を見たのは待機室でお金を数えている後ろ姿。
女の子が待機室でお金を数える場面なんて滅多に目撃しません。
Bちゃんの背中から伝わったのは逼迫した様子、それと「ツケが払えないどうしよう…」という言葉。
それっきりBちゃんはお店に来なくなりました。
今はどこで何をしているのかは分かりません。

でも、もし今会えたなら教えてあげたい。
ヘルスより稼げる仕事があるよ…と。

《風俗ライター 月緒-tsukio-》
東京出身
在籍した事のないのは母乳専門店のみと豪語する
各種風俗を経験した猛者。
その体験を元にライターの一面も持つ現役泡姫。
今回はギャルコレに特別寄稿。
ブログ 月緒の夜伽話
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